SALON JOURNAL
サロン開業のメニューに迷ったら?いくつものメニューを経験して考えた選び方
「何のメニューを入れればよいですか」。受講生さんや、受講を考えている方から、この相談を数多くいただきます。
私自身は、これまで痩身、バスト、フェイシャル、耳つぼダイエット、健康食品の販売、温活や健康関連、リラクゼーションなど、さまざまな分野を経験してきました。脱毛サロンで働いたこともあります。いろいろ経験したからこそ、迷う気持ちはよく分かります。この記事では、その経験から考えたことをお伝えします。どれが正解という話ではなく、メニューを選ぶときの材料になればうれしいです。
お客様が納得できる価値を、どう提供するか
流行しているから、自分が習得したいから。そうした気持ちは、とても大切です。ただ、それだけで決めると、お客様が求めていることとずれてしまうことがあります。
メニューを選ぶときは、お客様が納得できる価値や変化を提供できるか、そしてその価値をどう説明できるかも、一緒に考えておきたいところです。自分が学びたいことと、お客様が価値を感じることが重なる場所を探してみてください。
施術の時間と、自分の体力
見落としやすいのが、施術する自分の体力と時間です。私の経験では、バストやリラクゼーション、痩身などのボディメニューは、時間も体力も使いました。
施術そのものが2時間ほどになることもあり、準備や片付け、事前と事後のカウンセリングまで含めると、1人につき2時間半〜3時間ほどかかることがありました。立ちっぱなしで施術する負担もあります。私は痩身の施術をしていたとき、ぎっくり腰になった経験もあります。
当時は、1日に2人が限界でした。休憩まで含めると、2人で7〜8時間ほどかかり、3人はしんどいと感じました。
ボディのメニューが良くない、という話ではありません。体力や働き方は人によって違い、長い施術が合う方もいらっしゃると思います。大切なのは、ご自身が続けられる設計かどうかです。
施術時間の長さと満足は、同じではありません
施術が長いから満足度が高い、短いから低い、と決まるわけではありません。長い時間をかけても、お客様が期待していた変化を感じられなければ、かけた時間の分だけ、残念に思われることもあります。
時間の長さよりも先に、お客様が求めている変化や価値に、納得していただけるかどうか。私は、そこが大前提だと考えています。
メニューによって、求められる価値は違います
リラクゼーションのように、心地よく過ごす時間そのものを求めて選ばれるメニューがあります。この場合は、ゆったりと時間をかけることが、お客様にとっての価値になります。
一方、小顔矯正のように、見た目の変化などを期待して選ばれるメニューでは、求められる価値が異なる場合があります。長く触れていることよりも、納得できる変化を、適切な時間で届けられるかどうかが大切になると、私は考えています。
私が今、続けやすいと感じている形
現在、私が作った小顔矯正は、施術自体が約30分です。準備や片付け、カウンセリングなどを含めて、予約枠は1人60分にしています。この形にして、実際に1日5人に対応できるようになりました。2人から5人になり、お迎えできる人数は2倍以上になりました。
私にとっては、ボディの頃より体力の負担が少なく、続けやすい形でした。これは私自身の運営の例です。誰でも同じ時間で施術できる、同じ感じ方になる、というお話ではありません。施術の効果をお約束するものでもありません。
顔と体で、価値の感じ方は違うかもしれません
お客様がどこに価値を感じてお金を使うかも、メニュー選びで考えたい点です。私の見立てですが、顔用の化粧品なら1万円を検討できても、同じ金額のボディクリームにはためらう、という方がいらっしゃいます。
同じ金額でも、何にどれだけ価値を感じるかは、人によって、また悩みによって違います。大切なのは、顔かボディかを決めることよりも、お客様がどんな悩みに、どのような価値を感じてくださるのかに目を向けることだと、私は考えています。
顔まわりについては、小さな変化にお客様ご自身が気づいて喜んでくださったり、次回への期待につながったりした実感が、私にはあります。それが、フェイシャル系のメニューを考える理由のひとつになりました。
人気だけでなく、お客様と自分の両方から選ぶ
メニューを選ぶときは、人気があるかどうかだけでなく、お客様が価値を感じてくださるか、そして自分が無理なく続けられるか、という両方から考えてみてください。施術の長さだけでなく、準備や片付け、カウンセリングまで含めた予約枠全体で見ることが、ひとつの目安になります。
予約枠のほかに、休憩や発信、事務のための時間も必要です。そうした時間も含めて、1日の運営を考えてみてください。
メニューを増やすことが目的ではなく、お客様にも自分にも無理のない形を見つけることが大切だと、私は考えています。小顔矯正を基礎から学ぶことを考えている方は、スクール案内で、スクールの内容や学び方もご覧ください。